高い墓石が良いとは限らない
あまたは値段が高い石がよいと思っているかもしれません。
ところが、高いからと言ってすべてが良い石とは限らないのです。
あなたは、「中国の石はあまり良くないのでは?」と思っているかもしれません。ところがそうとは限らないのです。
中国のような広大な国土には沢山の種類の石材があります。その中には良い石もあるし、悪い石もあるのです。その悪い方の石だけが「悪い」と取り上げられてしまっているようです。
しかし・・・悪い石。何を基準に悪いと言うのでしょうか?水を吸う石、変形する石は石の個性と考えていいのではと思います。人間でも年をとれば肌にシミやシワが出たりしますよね。それは、人の年輪ではないでしょうか?そう考えると石の変化も年輪のように考えられるのです。
しかし、そのような変化が気になられる方はこの様な石材は使わないほうがいいと思います。お墓は何十年何百年と受け継いでいく物ですから変化が気になられる方はここで変化の少ない石の選び方のコツをお教えします。
まず、石に詳しくないあなたが石材の質を見分ける事は不可能だと思います。
一つの目安をお話します。
この業界ではそれまでの石材を科学的に分析する事ができませんでしたので雰囲気や思い込みが多かったでしょう。
ところが、日本JIS規格(日本工業規格)に基づいて科学的に調べる事ができるのです。
チェックポイントは・・・
原産地 | その石はどこで取れた石か。 |
吸水率 | 水の吸い込み度。どんな石でも水は吸い上げるのですが、温度差の激しい気候の場合は、吸水率で耐久に大きく差が出ます。 |
圧縮強度 | 一定の圧力をかけて、どのぐらいまで持つのかを試す試験です。簡単に言うとどのぐらい硬い石かを計ったものです。 |
見掛け比重 | 重さでその石を計る試験。同じ大きさの石であれば重ければ重いほど目の詰まった硬い石だと言えます。 |
墓石店の営業マンがこの様な事を説明してくれたでしょうか?
この様な説明を求めたらその説明を明確にしてくれる墓石店を選びましょう。
また、石材はデータしか品質をあらわすものがないのです。