創業昭和元年の実績。佐賀県神埼市のお墓石材店│大塚石材工業
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生前に自分でお墓を建てると早死にする?

お墓参りに行くと、お墓の裏側に建立者の名前が、赤い色で塗られたものを見かけます。
それは、なくなった方のいないご家庭が建てたお墓(生前墓)です。

一昔前だと、「縁起が悪い」「早死にするんじゃないか」などと思う方も多かったようですが、現在ではある統計によると40パーセント近い人が生前にお墓を建てているようです。

「子供達に負担をかけたくない」「自分の終の棲家をこの目で見たい」という人が増えています。
墓石店の言葉で「寿陵」と言います。

この生前墓には色々な考え方があると思いますが、実際に生前にお墓を建てた人は、
「本当に安心しました」
「お墓をつくったことで、今まで以上に充実した生活を送るようになった」
「人生の最後の大きな使命を果たした」
「自分が生きてきた証をつくることができた」など、非常に前向きに生きておられ、心にゆとりがある人が多いように思います。

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仏教では古来、生前にあらかじめ自分の死後の冥福を祈り、仏事を営むことを「逆修」といって、功徳の高い良い行いとされています。

また中国では、生前墓は長寿を願うめでたい事と考えられており、日本でも聖徳太子が生前にお墓を建てたのが始まりだと言われています。

建立者の名前を刻んだ朱(赤い色)を入れるのは、もともと仏教の修行者が、生前に戒名をもらってそれに朱をいれたものが、お墓にも取り入れられたと考えられています。

また生前墓を建てる時は、家族の話し合いがとても重要です。

たとえ、亡くなった方のいないお墓でも、お墓が完成したら家族そろってお参りし、自分たちのご先祖様に思いをはせ、家族の絆を確認し、温かな気持ちで過ごせることが、お墓の大事な意味なのです。ですからご家族全員がお墓を建てることに同意しているかどうかは、とても大事な事です。

最近では、本家のお墓の土をもらってきて、自分のお墓に入れる方も増えています。